電気工作物の解体工事
解体工事は、建物等の建築物と思いがちですが建物に必要な電気を供給する電気工作物(受変電設備や送配電設備)の電気工事等の資格を必要とする解体工事があります。
今回は、工場等の大きな電力を使うために高電圧(6,600V)受電の電気工作物の解体工事について書きたいと思います。
最初にしなければならない事は、6,600Vの高圧電力を供給してもらっている東京電力に自家用受電設備廃止届けの申請をします。その後、東京電力と電力需要者側の間にある責任分界点までの電力需要者側の高電圧部分を停電状態にして解体撤去します。高電圧の6,600Vを普通に使える低電圧200/100Vに変換するための変圧器_(トランス)の中には中での通電による短絡事故がない様に電気を通さない絶縁油が入っています。その油を工業用油に再利用するらしくトランス本体の鉄板は鉄くずとして有料で引き取ってくれる専門業者があります。その他にも電線に含まれる胴等有料で聞き取ってもらえるものばかりです。